不動産契約について

今回の売却で改めて学んだ仲介会社との不動産契約について少し書きたいと思います。

 

と言っても素人の知識なので間違ってるかもしれません。

 

まず、売主側と買主側、それぞれの仲介契約がありますね。

買う時と売る時。

それぞれ一般的には販売価格の3%+6万円+消費税の仲介手数料が発生します。

 

不動産会社としては、一回の契約で売り買いそれぞれの仲介を同時に行えば、仲介手数料がダブルで入ってくるので美味しいわけです。

なので、彼らは買主側よりも、まずは売主を押さえることを重視します。

 

買う時は、一般的にSUUMOやチラシ、不動産屋の看板などを見て不動産屋に連絡して内見を依頼します。なので、割と流しの客ですし、そこにグリップを効かせることができないわけです。

 

逆に売る場合は売主を押さえられたら、確実に手数料を稼げますし、上手く買い手を見つけられたら万々歳なわけですね。

 

なので、買う時と売る時では不動産会社の対応は全く違います。見積もりを依頼すると、革の立派なファイルに物件の査定内容や自社のサービス内容、不動産概況なんかの資料をパンパンに入れて持ってきます。

サービスでフリクションの3色ボールペンなんか持ってきたりします。

営業マンと話していても、契約取りたいという熱量が伝わってきます。

今回が初めての売却だったので、買う時とのギャップには結構面食らいました。

そして当時はコロナ真っ盛りで、物件が本当に少なく、在庫が全然なかったため、特に仕入れに力を入れていた背景もあったようです。

 

不動産会社と売主の契約は3種あります。一般契約と専任契約と専売契約です。一般契約は誰が売っても買っても良く、専任契約は契約した会社しか売れないけど誰が買っても良く、専売契約は契約した会社しか売り買いできないというものですね。

 

一般契約だと普通に考えると不動産会社側のメリットが少ないですね。基本は業者が仕入れてリフォームして売りに出す物件が多いと思います。物件の売却益が出るので売る際の手数料がなくても良いのだと思います。

こういう物件の見分け方は、SUUMOなどで何社も掲載している物件ですね。誰でも売れるのであちこちの不動産会社が登録して売ろうとします。手数料よりも売却のスピードを重視しているのだと思います。

 

専任物件は一社しか売れないので、SUUMOなどに掲載できるのは一社だけです。なのですぐに埋もれて行ってしまいます。

ただ、今回のように個人が売る場合は専任契約になると思います。3ヶ月などの契約期間を設けて、販売活動を託します。SUUMOなどに載せるので、サービスで部屋のクリーニングや撮影などもやってくれます。

契約期間はありますが、途中で変えるのは結構ハードル高いと思います。再度掲載用に撮影となると、撮影用に部屋を片付けるのはかなり時間と手間を取りますし、変えたからといって売れる確証はないので、多少不満があってもわざわざそこまでやるかという感じです。

実際に売却に一年かかって、他の会社に鞍替えしようかなとも思いましたが、その手間暇を考えたらできませんでした。

 

専売契約はそもそもSUUMOなどには出てきません。自分たちで売るので広く告知する必要ないんですね。

これはどういう物件がそうなるのか分からないですが、売主側にメリットがないので普通は無いと思います。

 

というのが、素人が学んだ不動産契約に関する内容です。

 

そんなこんなで、一社と専任契約を結ぶべく、各社と商談を行なっていくこととなりました。